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そもそも命を良い・悪い・貴賤で振り分ける事に疑問を持っていますが、此処では、あえてそれに沿った表現を使うことにします。
先ず、どのような方法で診て良い命としているのか?が問題に成りますが、今回はこの問題は除外し、逆に、それなら悪い命とはどう言うものなのかと言えば、およそ、五行の均衡を破った偏りのある命を悪い命と言う事にして落ち着くと思います。
例えば、日干が財や官殺に取り囲まれて、日干が弱すぎるような命の持ち主がそう言われるわけですが、大凡こういった命の方々は、協調性があり、親切で気の弱い人が多く、社会的に言う、内気で優しい扱いやすい人と成る場合が多いのです。つまり、悪い命の生まれで有りながら、社会性がある。悪い人とは到底言えない現実が有り、つまり悪い命=悪い人と言う構図が成り立たないのです。
逆に、日干に印や比劫食傷が隣接してあって安定した日干の場合、優しさよりも自己主張が強く運歳で更に強まれば、こういう人は、言動が大胆になり、時には傲慢になり、上に挙げた財や官殺に偏った人にとって、このような人を目前にすると、強引で脅威に写り、決して良い印象は得られないものです。
そもそも良い人とは自分にとってどう言う人なのかと考えて見た時、それは「自分にとって都合のいい人」に過ぎないのではないかと思えてなりません。
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2009/7 |
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