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日干の強弱、五行のバランスに主眼を置き、化合を一切使わず、五行の生剋幇、陰陽論、だけを用い、通変の象徴に置き換えて読む方法を取っています。
蔵干は、太陽黄経角度按分(たいよこうけいかくどあんぶん/詳細は蔵干論を参照ください。)を用いて居ます。いわゆる定気法による二四節気(にじゅうしせっき)に準じて蔵干を按分しています。よって、三合は使用していません。
これには唖然とされる方も居られるかと思いますので、ここで現在の方法に至った経緯を簡単に述べておこうと思います。
四柱推命を始めたころ、壁に当たる度に参考書を購入していました。そう言った書籍には、「蔵干分野表」が記載されていて、私が手にした書物のことごとく、蔵干の日割り分割が一致していなかったのです。私は当初、月令つまり、月支蔵干の通変にその人の本質を見る方法を使って居ましたので、私にとってこれは大問題なわけです。
何故、書籍によって人の命運のカギを握る蔵干の配分が違うのか?師に聞いても満足のいく回答は得られず、参考書を増やす度に微妙に異なる蔵干分野に悩む日々でした。
次に、「神殺」と言うのがあります。例えば、日干から見て年支に何が来たら**神と言ったように、一定の組み合わせルールによって、神殺自体に吉凶を当てはめて、四柱八字、命運の吉凶を論じるものですが、私も当初これに嵌り、この出し方を暗記しようとさえしましたが、吉神と凶神が混在する事に悩み、更に「通変」自体にも吉凶を差分して読む方法も使いましたが、これの決定的な疑問点は、官殺が強く、陰陽混在する女性について、当時私の近辺にあった、その条件に当て嵌まる八字の実情と合致しない読み方に、大いに疑問を抱いたのでした。
もともと、蔵干配分についての疑問を抱いたままですし、神殺についての疑問もあり、通変にも疑問を抱き、この間2つの門派を去っております。師を転々と替わる者は、嫌われるとか言うそうですが、今では辿るべき経過であったように思います。
そしてその頃、丁度インターネットの普及期で私もネットを始めており、「子平は、水平・中庸を喜ぶ」なんて聞きかじりの言葉を手がかりに、第3の師を探し求めてNET検索の日々が続き、そこで第3の師と言える方と出会い、その方から、小山内彰氏の「命運を推す」を推薦され、日干に対して隣接する干の生剋制化と幇の影響で読む方法を知ったのでした。この出会いが無ければ、今だ鑑定も出来ず、子平を投げ出して居たと思います。
こうして、私は化合を捨て、神殺を捨て、12運を捨て、2008年夏の現時点で、あと捨てるとすれば、性差の問題と言ったところです。純粋無垢の小山内式ではありませんが、ベースである事に間違いはありません。出来る限り、一定の法則に添った説明に矛盾の無い鑑定に努めていきたいと思って居ます。
よって現状では、子平で読める範疇は、その個人の心情だけではないのかと考えるように成っています。
おそらく、私と同じような方法で読んでおられる方もおられようかと思いますが、子平の勉強をするに当り、鑑定をし、理論と実際の事象を照合すり合わせて、論を整理する事が大切な要素と考えています。その為、一命でも多くの命を拝見する機会を得たく、このサイトを立ち上げた次第です。 |
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2009/07 |
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